フッ素の2つの効果
フッ素は、歯そのものを丈夫にしてくれるのと同時に、むし歯菌の力をも弱めてくれるむし歯予防に欠かせないものです。
歯の再生力が上がる!
実は、歯は食事のたびに溶けたり(脱灰)、再生したり(再石灰化)を繰り返しています。脱灰ばかりが起こるようになるとやがて再生できなくなり、むし歯になります。フッ素はこの再生(再石灰化)を促進させる効果があります。
歯が丈夫になる!
歯は表面が結晶になっています。しかし通常の歯の表面はとても弱い結晶で、むし歯菌が作り出す酸によって溶かされ、むし歯となります。そこでフッ素を使い結晶の力を強くします。特に乳幼児や小さなお子さんはまだ歯が丈夫でないため、フッ素による歯質強化を強くおすすめします。
-とはいえ、過信は禁物です
フッ素は確かにむし歯になりにくい状態をつくりますが、それによって、完全にむし歯が予防できるものではありません。あくまでもむし歯予防の基本は毎日の歯みがき。このブラッシング(歯みがき)とともにフッ素を併用することではじめて、高い予防効果を発揮します。もちろん、一度むし歯になってしまったら、フッ素を使っても治りませんよ!
フッ素の効果を高めるために
- フッ素を塗る前に、きちんとプラークを落としましょう!(プラークコントロール)
- 定期的に、隅々までフッ素を塗りましょう!
- フッ素を塗ったら、30分くらいは飲食をしないようにしましょう!
◎この3つに気を付けてくださいね!